新型コロナウイルス感染症による生活様式の変化を受け、南海線・高野線の終電時刻が2021年5月から繰り上げられます。
南海電気鉄道は、2021年5月に予定している次の南海線ダイヤ改正に合わせて、南海線および高野線の終電時刻を繰り上げると発表しました。
南海線では、難波駅0:25発の普通・住ノ江駅行の運転が取り止められます。難波駅発の終電は0:08発の急行・泉佐野駅行となり、現行ダイヤより17分の繰り上げとなります。住ノ江駅までの急行列車の止まらない駅までの終電は0:00発の普通・羽倉崎駅行となり、25分の繰り上げとなります。
高野線では、難波駅0:25発の各停・堺東駅行の運転が取り止められます。難波駅発の終電は0:10発の区間急行・三日市駅行となり、15分の繰り上げとなります。堺東駅までの区間急行列車の止まらない駅までの終電は0:00発の各停・千代田駅行となり、25分の繰り上げとなります(時刻表は下表を参照)。
なお、南海線ダイヤ改正の詳細な内容は後日発表するとしています。
南海電鉄によると、新型コロナウイルス感染拡大の影響による生活様式の変化により終日の利用客が対前年比で約3割減少しており、特に深夜0時以降の利用客は約7割減少しているとのことです。また、終電繰り上げにより保守等の作業時間が拡大することにより、夜間作業を効率的に行うことで安全性向上やサービス改善が図れるとしています。